前号に引き続き、今回は中古車の販売に関してお話をしたいと思います。
「営業活動をしたことが無い」「中古車販売は難しい」と思っている方もいらっしゃると思います。
現在では営業経験が無くても、時間が無くても手軽に出品が出来るサイトやアプリがあります。
その中で今回はヤフオクでの中古車販売の流れからご説明します。
まず、インターネットの利点を最大限引き出し、営業を最小化するには、掲載時に中古車の情報を簡潔に文章化し多くの写真を掲載して中古車情報の透明化をしておく事です。
ただし、あまりに長い説明文では、スマホで中古車情報を検索する側に負担をかけてしまいますので、ヤフオクの場合は原則1000文字の中に中古車情報を詰め込む必要があります。
Html形式であれば文字数の制限はなく、また、独自のイラストや自社PRを入れることが出来ます。
そのベースとなる中古車の情報を掲載前にまとめておく事が肝心です。
ヤフオクには質問を投稿できる機能があるため、そのための対応として中古車情報の整理と把握が必要なわけです。
例えば
現車確認がしたい
キズや凹みの大きさや状態を知りたい
タイミングベルトや部品の交換歴を知りたい
価格交渉
自宅までの陸送費が知りたい
英語や翻訳機を使った外国人からの問合せ
などです。
これらの質問や要望への対応は以下の通りです。
中古車の現車確認は積極的に受ける事をお勧めします。
先方の都合だけでなく、自身の都合の良い日時と場所を相談してください。
関係性が出来ると出品中古車の成約率が大幅に上がります。
キズ・凹み・部品交換歴などは整備手帳などを見ながら回答をしましょう。
価格交渉は質問欄からのやり取りは他の方々にも閲覧できる仕組みになっていますので、説明文章覧に自身のアドレス等連絡先を記載して、連絡先までお問合せをお願いしたほうが良いと思います。
陸送費に関しては一般の中古車陸送会社のサイトからも検索できます。
また、ヤフオクの陸送サービスサイトから確認できます。
https://auctions.yahoo.co.jp/special/html/econtext/transport/
外国人からの問合せの多くは詐欺と疑わしき質問です。
多くはGmailのアドレスに連絡が欲しいと書いてあります。
以前に詐欺行為かを知りたいと思いアドレス宛に返事をしてしばらくやり取りした経験があります。イ
ギリスの方で指定住所をグーグルマップで検索したところ、なんと空き地でした。
その事を質問者に教えたところ、それ以降連絡が途絶えた事があります。
この様に外国からの質問への対応は時間の無駄ですので、返答は基本的に不要だと思います。
さて、出品した中古車が売れるか売れないかは以下の条件によって決まります。
- 出品中古車のコンディション・車種・グレード・外装色・年式など
- 出品中古車の価格が他の中古車サイトやヤフオク出品車両と比較して安いか?もしくは予算の範囲内か
- 説明文章が的確で信用できるか
- 写真が多く掲載されているか
- 信用できる出品者か(評価点・評価コメントが優良か)
- 質問に対する回答が具体的かつ的確か
などです。
ヤフオクの場合は終了予定時刻20分ほど前にウォッチリスト対象者に終了のリマインドメールが送られます。
自身の掲載中古車をウォッチリストに入れておけばリマインドメールが届きます。
到着後1分ほどの間に多くのウォッチリスト対象者がアクセスしたかを把握してください。
多ければ多いほど最後10分の競り合いが多くなります。
基本的にウェブマーケティングは数の論理で成り立っています。
アクセスの数が多く、ウォッチリストに入れた方の数が多いほど、リマインダー後のアクセスが多くなり、入札件数が増えて成約の可能性が高まります。
成約したら、取引ナビで出品者情報を送り、落札者の情報を待ちます。
その後、成約中古車の引渡日時や場所を打ち合わせて、期日までに譲渡書類(車検証・自賠責保険証書・リアサイクル券・譲渡証明書・委任状)と取扱説明書・整備手帳等の付属品を用意します。
また、簡単な売買契約書を作成して取り交わしをした方が双方にとって良いと思います。
基本的にヤフオクのプラットフォームが営業の役割を果してくれますので、大変便利なサイトです。
「個人売買.com」では、より多くの中古車情報を掲載できるHTML方式で文章を作成し、外部ストレージとリンクした写真の掲載を本部が行なっています。
また、中古車掲載にあたり小売相場の相談やヤフオク掲載のオファーの選定なども出品者の要望を交えながら一緒に決定していきます。
売買契約書などのフォーマットも用意し、初めての方でも、営業が苦手の方でもスタートアップできる研修とサポートを行なっています。
是非、説明会にご参加ください。