コロナウイルスは2度目の緊急事態宣言解除後も拡大傾向にあるように見えます。

「コロナ疲れ」や「コロナ慣れ」から都心ではコロナ以前のような人出で街や電車は混雑しています。

結局は自己防衛が唯一無二の対策なのだと痛感します。

そんな中、最近では「個人売買.com」の事業説明会やご入会の際のセミナー参加の方々の数が増加しています。

不安定な社会情勢や収入の減少に対して自己防衛する動きが活発化している背景があるようです。

セミナーでは実務中心の内容を3日間お伝えします。

多くの会員の方々がいらっしゃいますが、今まで給与所得者であった方が大半で、個人事業として始められる方々は成功への期待と不安の中での船出です。

大きく事業を拡大する方もいれば、やっては見たものの満足な結果が得られず休眠される方もいます。

この違いはどこから来るのかという明確な答えはありませんが、知識や経験、行動力・胆力などとは違うファクターが存在すると思っています。

最近では行動心理学がスポットを浴び始め、その中で「自己肯定感」という言葉が多く聞かれるようになりました。

自己肯定感」とは端的に言えば、自分が自分であることに満足し、価値ある存在として受け入れられることです。

いわば私たちの人生の軸となるエネルギーです。

ところが、自己肯定感には厄介な特徴があります。

それは、状況によって高くなったり、低くなったりすることです。高くなる日もあれば、低くなったまましばらく停滞してしまうこともあります。

アメリカで行われた心理学の研究によると、私たちは1日に6万回の思考を行っているそうですが、そのうちの約80%、約4万5000回は、ネガティブな思考になりがちであることがわかっています。

だからといって、ネガティブな考えを持つことが悪いことではありません。

「できるかな?」「疲れちゃうかな?」といった考えは、あなたを失敗や危険から遠ざけ、助けてくれる大切な信号です。

問題は、その信号を受けたときに自己肯定感が低い場合です。

以前の思考に対して変化を感じたら、自己肯定感が低くなっているサインです。

それは一時的なものかもしれませんが、こうしたネガティブな感情を放ったらかしにしておくと、「自動思考の罠」という負のループに陥ってしまう可能性もあります。

自動思考の罠に陥ると、新しいことにチャレンジしようと思っても、「どうせまた失敗する」とすぐ行動にブレーキをかけてしまいます。後ろ向きな判断で行動が消極的になるとともに、自分や周囲に対するネガティブな感情が高まり、自己肯定感が低空飛行を続けてしまうのです。

では、負のループに陥ってしまうほど自己肯定感が低い人には、どのような特徴があるのでしょうか。

主に5つに分類することができます。

1.過去の失敗へのこだわりやトラウマがある

失敗した経験は、強く印象に残ります。

その印象があまりに強いと、同じ失敗を繰り返したくないという意識が高まり、これが自己肯定感を低くするトリガーとなります。

その原因は「自尊感情」と「自己受容感」の低さにあります。

自尊感情とは、自ら生きる価値を認識し、自分の生かされた命を大切にする感情。

自己受容感とは、自分のポジティブな面もネガティブな面もあるがままに認められる感情です。

それらが低いと、過去の失敗そのものは変えることができないにもかかわらず、「自分はダメだった」「もっとこうするべきだった」といつまでも思い悩んでしまうのです。

2.他人との比較や劣等感の意識が強い

身近にいる人をライバルとして定め、競い合うことで力を伸ばすというのは、勉強や仕事で成果を出すために有効な方法です。

しかし、それが正しく機能するのは、自己肯定感が高まっているときです。

自己肯定感が低い人は、自分がいくら頑張って営業成績を上げても、「でも、Aくんのほうが金額ベースでは上だから」と劣っている点を探して、自己否定しまうのです。

これも根底には「自尊感情」の低さが要因としてあります。

他人と比較することで、嫉妬心や劣等感から感情をすり減らしてしまうのです。

3.いつも「できない」と思ってしまう

何かをはじめようとプランを立てても、すぐに「できない」と思ってしまう人がいます。

それは「自己効力感」の低さが原因です。

自己効力感とは、自分にはできると思える感覚であり、それが高ければ、自分は何かを成し遂げることができると信じられる状態になるのですが、低下すると行動する気力が湧いてきません。

加えて、自分を信頼して行動する「自己信頼感」が欠けていると、自分の価値観に従うこともできないから、何事に対しても消極的になり、挑戦していたことを途中で諦めてしまう傾向が強くなります。

4.周囲への依存度が強い

自分で主体的に物事を決め、実行する場面が減る。

つまり、「自己決定感」が低下していくと、周囲への依存度が増します。

上司や先輩、取引先の意向を優先するようになるのです。

そうすると、人に決めてもらったことを実行するため、失敗しても上司や先輩のせいにするという、他責的な傾向が強まっていきます。

依存的、他責的な態度が定着してしまうと、何かを決断しなければならない局面に向き合ったときに、足踏みを続けることになります。

5.人のために頑張ることができない

周囲の人や社会とのつながりのなかで、自分が役立っているという感覚を「自己有用感」といいます。

私たちの先祖は、狩猟民族も農耕民族も集団生活を送ってきました。

その頃の記憶は失われても、集団の中で役立つ喜びは本能に深く根ざしています。

誰かの役に立っていると実感できる環境では、少々負荷が大きくても頑張れます。

ところが自己有用感が低いと、それを実感できないために力を出すことができず、継続力も発揮できません。

これら5つの特徴は、必ずしも単独で表れるわけではなく、複合的に表れることもあります。

例えば過去のトラウマや劣等感により、自分で自分のことを前向きに評価できないとき、人は周囲から認められたいという承認欲求が強くなります。

承認欲求は誰もが持っている欲求ですが、自己肯定感が低いままでは、自分で自分を認められないから心が満たされず、欠乏感によって他者からの評価ばかりを求めてしまいます。

すると、行動が依存的になってしまいます。

では、自己肯定感が低くなっていると感じたらどうしたらいいでしょうか?

上司や先輩に認められることがモチベーションになるため、自己決定感はますます低下し、「あなたの頑張りが必要だ」「このノルマを絶対に達成しろ」と言われると、ブラックな環境でもぎりぎりまで耐えてしまうのです。

では、これらの特徴に心当たりがある場合は、どう対処すればいいのでしょうか。

まずは、自分の自己肯定感が下がっているということを認識することが大切です。

下がっているということを知るだけで、心は楽になります。

「なぜ、自分がこう感じているのか」を客観視し、自覚することを心理学の世界では「自己認知」と呼びます。

私たちの感情はマイナスの状態から一気にプラスに転じることはなく、必ず一度、フラットな状態になってからプラス、ないしマイナスに転じていきます。

自己認知がうまくできていると、自己肯定感が落ちていることを客観視できるので、「自動思考の罠」に陥りにくくなり、「感情の主導権」を握ることができるのです。

それでも自己肯定感が向上しないという人は、訓練で高めることができます。

その人の状況や感情に合わせたさまざまなワークがありますが、ここでは即効性のある方法を1つご紹介したいと思います。

ちょっと自分に自信がないなと感じたら、「セルフハグ」をしてみましょう。

仕事を終え、帰宅したら、リラックスできる服に着替え、右手で左肩を、左手で右肩をぐっと8秒間、抱きしめてください。

そして、「がんばっているぞ、俺」「どんどんよくなっているよ、私」と自分を褒めてあげましょう。

そうすると、3大神経伝達物質であるセロトニン(心の安らぎに関与)、エンドルフィン(一種の脳内モルヒネ)、オキシトシン(愛情や精神的安心感のホルモン)が分泌され、自分に優しくなれるはずです。

身の回りの環境が大きく変わるこのシーズン、ネガティブなことばかり考えてしまう人は、ぜひ試してみてください。

 

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