前回のコラムではKPIに関してお話ししました。小規模な起業・副業・個人売買であっても

起業・副業や個人売買の状況把握・分析(レビュー)

起業・副業や個人売買の目標設定

起業・副業や個人売買の目標数値化(KGI

起業・副業や個人売買の業績評価指標(KPI

というプロセスでブレのない行動と投資戦略が必要です。

なぜこのような考え方が副業や個人売買・個人売買であっても必要かというと「プロセス目標(KPI)」を設定し、一定期間行動し振り返ることで、設定したKPIごとの進捗状況を確認・修正できるため、目標達成しやすいメリットと「数値」という絶対的・客観的なファクターの設定と共有によって感情的・情緒的な要素が取り除かれます。

1980年代のバブル期では「イケイケどんどん」「商売はのるかそるか」で良かったかもしれませんが、経済の低成長期やインターネット普及によるグローバル化の中ではこのような手法が主流になりつつあります。

つぎに今回のテーマである「PCDAサイクル」に行く前に、KGIKPIをさらに身近な題材でおさらいしておきましょう。

この図は薄着になる季節に合わせたダイエット目標とそのKGI/KPIを示したものです。

例えば7㎏の減量を行うには50400kcalを減らす必要があります。

50400kcalの調整には摂取カロリーを減らす方法と消費カロリーを増やす方法があります。

①ビールの摂取量と炭水化物の摂取量を減らすことで摂取カロリーを減らす

②ジョギングをすることで消費カロリーを増加させる

というKPIを設定しています。

これらを忠実に継続すれば50400kcalに相当し、7kgの減量が83日で達成できるプランです。

しかしダイエットはつらいもの。

頑張っては見ても思うように減量できません。

ここで登場するのがPDCAサイクルです。

83日の減量期間をいくつかの期間に区切って(例えば2週間ごと)

進捗状況(この場合は減量した体重)の把握

KPIごとの問題点の抽出と継続可能かのレビュー

進捗が遅い場合の新たなプラン(KPI)の発動

を行います。

このプロセスがPCDAサイクルです。

「Plan=計画」

起業・副業や個人売買での目標を設定し、目標達成のために何をするべきか仮説を立て、プランニングすることです。

起業・副業や個人売買で何をするのか・誰に対してするのか・なぜするのか・どのくらいの量を行うのか・いつまでに行うのか…

など基本の5W1Hを更に詳しく分解して考えていきます。

「Do=実行」

起業・副業や個人売買で立案した計画をもとに実行することです。

計画したことを意識し、結果が分かるように、時間を測る・数を数えるなど数字を付けることが大切です。

「Check=評価」

起業・副業や個人売買において計画に沿った実行が出来ていたのかを検証することです。

実行した結果が、良かったのか悪かったのかを判断します。

その時に、実行で述べた数字を付けておくと具体的根拠ができるので検証の正確性が増します。

「Action=改善」

検証結果で見えた、起業・副業や個人売買を継続するうえでの課題や解決策を考え改善することです。

実行した結果、この計画を続けるか・止めるか・改善して実行するかなどを考えます。

この時に、次のサイクルの「Plan」を意識して考えることが重要なポイントです。

 

次回は起業・副業や個人売買でも活用できるSWOT分析やPros.&Cons.分析に関してお伝えします。

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