先に行われました衆議院選挙では、大方の予想を覆して自民党が単独過半数を獲得する結果となりました。

過去の政策の評価よりも与党交代による経済政策の停滞や株価・金融商品への影響、つまり国民自身の生活への影響を考慮した結果なのではないかと思います。

一方、日本維新の会は議席数を増やしました。特に関西圏では強みを発揮しました。

コロナ禍での吉村知事のリーダーシップへの評価、すなわち政党のリーダーシップへの評価の結果と言えます。

リーダーシップと言えば、多くのメディアで取り上げられ北海道日本ハムファイターズの新監督に就任した新庄剛志氏が話題です。

多くの方々が新監督就任会見をご覧になって、様々な感想をお持ちだと思います。

新庄氏の発言やファッションは今までのどの就任会見には見られなかったオリジナリティーを感じるものでしたし、賛否両論あるかと思います。

歴史的に開拓精神が旺盛で、新しい文化を受け入れる土壌やリベラルな文化、本質を見抜く慧眼がある北海道だからこそ実現した新庄氏の監督就任であったと思います。

その会見の中で特に印象的だったコメントは「優勝は狙っていない」「選手11人の育成と日々の積み重ねを重視」でした。

それが優勝という結果につながるというメッセージであり、新庄氏のリーダーシップの本質なのです。

プロ野球と言えば、リーグ優勝、日本シリーズ制覇を目的にチーム補強=選手補強に巨額の投資をするというチームが多い中で、新庄氏の戦略は斬新に見えます。

かつて日本の企業も優秀な人材を獲得して、企業文化や慣習・序列の枠の中に飼いならす、つまり多くの球団で行っているような古いマネージメント手法を行ってきました。

特に営業部門では、責任者(リーダー)が「契約を取るまで帰ってくるな」「土下座してでも契約を取ってこい」的な文化が横行していた時期もあります。

IoTDXなどITテクノロジーを駆使した手法も浸透し、かつてのリーダーシップは変容を余儀なくされていますが、業種によっては未だにトップダウン+根性論を唱えるリーダーも存在します。 

MBAや外資系企業のリーダーシップセミナーでは、新庄氏が唱えるリーダーシップ手法に近いものがありますが、大きな違いは「ゴールの設定」です。

設定されたゴールを達成するために、

1.現状分析

2.新戦略の策定

3.人材の育成

4.投資戦略

などが議論されます。 

スタート後はプロセス管理を行い、達成状況の把握と修正などを適時行い(PDCAサイクル)、ゴールを達成するというのが一般的です。

メジャーリーグで揉まれてきた新庄氏にとって、「個の強さ」が組織の強さにつながり、「個性のぶつかり合い」とそれを受け入れる事が文化を作るという事を体感し、それを日本のプロ野球界に投影しようという試みだと感じます。

特に野球ファンでない方や在京球団の金万体質に嫌気がさしている方、にとってはスカッとする会見だったのではないでしょうか。

結果は予測できませんが、プロ野球界に新風を起こしてほしいと期待が高まります。

 

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