以前のコラムでもお話ししましたが、私たちを取り巻く経済環境は悪化の一途をたどっています。

その一因は物価の上昇です。

油脂の価格上昇により、サラダ油や加工品などはすでに値上げされ、コーヒーなどの嗜好品も値上げラッシュです。

最近では原油の高騰によるガソリン価格が高騰していることはご承知の通りです。

国家備蓄を放出して歯止めをかけると発表がありましたが、それも産油国の顔色を見ながら、アメリカを盾にしながらの決断です。

改めて資源を持たない国の厳しさを痛感してしまいます。

自動車産業では、かねてからの半導体不足やEVのバッテリーの主要原料である酸化リチウムの価格高騰などで生産に大きな影響が出ています。

すそ野が広い産業であるゆえにその影響は大きなものです。

この減産が中古車市場の相場を押し上げ続けており、単価の高い中古車産業にも大きな影を落としています。

一方、経済を押し上げるため継続的な日銀の介入で円安方向に誘導した結果、高騰している海外調達部品や原料の輸入価格が高騰し、輸出に際しての専用船のフレイトの高騰で製造コストと輸出費用が増加して輸出が鈍る皮肉な結果となっています。

もともと経済には弾力性がありますが、海外資源・部品不足や高騰が様々な産業に大きな影響をもたらしており、回復までには相当な時間がかかりそうです。

では、これらの状況は私たちの生活にどのような影を落とすのでしょうか?

賢明な読者の方々はお分りでしょうが、物価上昇の波は様々な産業や分野に波及します。

日本の輸出産業は打撃を受けて、物価上昇が先に起こり、実質GDPは鈍化するものと見られます。

結果、税収減は国家予算を逼迫させ、法人税や消費税の増額等で私たちの生活に影響が出る可能性もあります。

また、会社の業績が一定の基準に戻るまでの間、賃上げ幅は小さくなると予想されますので、更に節約生活を強いられます。

翻って考えてみますと、1つのウイルスの拡散が世界規模の経済に与えた影響は大変大きなものであることが分かります。

暗い話ばかりでなく、日々の生活や過去に慣例となっていた保険内容・光熱費・携帯プラン・外食頻度・住宅ローンなど支出の見直しをする絶好の機会とも言えます。

使わなくなったブランド品などの個人売買に走る方もいますが、継続性に欠けます。

少し話はそれますが、最近のメルカリのマーケティングを見ていますと、個人売買の需要喚起のために、TV番組で有名タレントを起用して出品を行い、購入者にインタビューするという手法を採用しています。

また同社のTVCMではメルカリショップを立ち上げたことをアピールしています。

これは、個人売買は継続して行っていくものの、個人売買での取引件数と収入には天井があるため、個人売買プラス事業者の参入を促そうという意図が見えます。

ヤフオクや楽天など他のプラットフォーマーの出品を見ても個人売買・個人出品と事業者出品が混在しています。

購入者側のメリットとして個人売買の場合は消費税が内税扱いなのでお得感があります。

では個人売買と事業者の1番の違いは何でしょうか?それは個人売買は単発。事業者には継続性があるという点です。

この「継続性」と加えて「収益性」がとても重要で、限られた時間の中で継続的かつ効率よく収入を得られる個人事業が見つけられれば、副収入が得られ教育資金・住宅ローンの見直しや家計の縮小均衡に歯止めがかけられるのです。

副業を目指す個人事業主対象に様々なサービスがあります。

構築されたビジネスモデルにフランチャイジーとして参加をするものが目立ちます。

いくつかのフランチャイズに参加する方々にインタビューしましたが、いずれも加盟金・月会費(ローヤルティー)が高い上、通り一遍の研修を受けて正式に看板を掲げ、その後のサポートは貧弱というものでした。

個人事業者が継続していくためには、

1.商品やサービス提供の継続性

2.段階的な教育モジュールの提供

3.継続的かつ献身的なマン・ツー・マンサポート

4.収益を圧迫しない加盟金とローヤルティー

などが必要になってきます。これらの条件を勘案しながら自身の貴重な時間・労力・資金を注げる事業を見つけてください。

「個人売買.com」では、インターネットを利用した中古車販売の個人売買を推進しています。

調達ルートの提供・販売・仕入れ相場の分析・車の評価の仕方・インターネット販売に必要な写真や説明文章の作成方法・現車確認の際の対応・各種書類の作成などの知識を3日間のセミナーを通じて提供しています。

セミナー後も自動車業界経験者が専属メンターとして寄り添い続けます。

是非、事業説明会にご参加ください。

時節柄、リモートでの説明会も承っています。ご遠慮なくお申し付けください。