中古車販売をしている筆者は度々最寄りの警察に出向きます。

車庫証明の申請をするためです。

先日窓口を訪れた際、担当の方が「〷さん、毎月こんなに外車を売って儲かってるね~」と話しかけてきました。

傍目にはそのように映るのかもしれませんが、景気の先行き不安を背景に年々販売単価が下がっています。つ

まり、一般消費者は家計優先。「男にとってのオモチャ」である自動車に対しての支出を抑えているということにほかなりません。

以前のコラムでもお話ししましたが家庭経済の縮小均衡は贅沢品の購入に大きな影を落としています。

政府の要望を受けて来年の賃上げは6%目標といわれていますが、この恩恵を受けるのは限られた会社の限られた従業員です。

もしこの目標に多くの企業が応えたとしても、物価上昇のリスクや増税を控えて、全てが消費に回ると考えるのには無理があります。

政府は歳入の多くを占める消費税に期待しているのでしょうが、シナリオ通りに行くかは極めて懐疑的です。

一方の企業側にすれば、固定費が増えるわけですから、一層のBPR(ビジネス・プロセス・リデザイン)を余儀なくされ、設備投資は縮小され、結果として2番目に大きな歳入である法人税の減収になりかねません。

結局のところ資源を持たない日本では新たな科学技術や画期的な産業を構築しない限り、デフレから脱却できないのかも知れません。

話は大きく広がりましたが、今回は師走を迎え中古品の個人売買に関してお話ししたいと思います。

先日、多くの方がコロナ禍で利用した経験のある、フリマアプリ大手のメルカリが発表した、「2023年版 日本の家庭に眠る“かくれ資産”」によれば、年末年始の大掃除で捨てられる予定の不要品の資産価値は、1家庭あたり平均8万5000円相当もあるといいます。

“かくれ資産”とは、1年以上使用しないまま保管しているモノを不要品とカウントし、その保管数量とメルカリでの平均取引価格によって金額に換算した数値のことで

対象アイテムは、服飾雑貨、書籍・CD・ゲーム、美容・健康関連、ホビー・レジャー、スマホ含む家具・家電・雑貨の5分類。

日本全国の家庭に眠る“かくれ資産”の総額は、2023年で推計約66兆6772億円にも上ると試算されています。

大掃除で捨てられる予定の8万5000円のうち、最も割合が多かったのは服飾雑貨で全体の約42%を占め、金額に直すと約3万6000円。

なお、人がアパレル品を処分したくなるのは12月が最多だそうです。

ダウンやコート、ウールやニットなど厚手の服が多いため、かさばるものを売ってスッキリしたいというマインドになるようです。

これらを見ると、われわれは資産と呼ぶにはそぐわないような、お手頃価格の不用品をたくさん抱えているということになります。

この調査は2018年から数えて3回目ですが、第1回が約37兆円、第2回が約44兆円、そして今回は約67兆円と、総額は年々増えています。

総額が増えたのは、まず所有するモノの数が増えたことが理由。

これにはコロナ禍で外出より家ナカ消費、つまり家で過ごすための買い物が増えたことも追い風になっているようです。

また、1次流通品の値上がりが中古品の取引価格を押し上げているとの分析もあり、もともと手に入れた時の金額が高ければ、それにつれてリユース品の値付けも上がっていくという構造です。

皮肉なことに物価高が中古高額品の取引を活発化させる面もあります。

例えば季節家電。リサイクルショップで聞いた話では、中古家電の人気はこのところ高いそうです。

半導体不足などもあり新品の価格は高止まりで、購入を躊躇する人たちが中古家電に目を向ける傾向があるようです。

ショップが検品して一定期間の動作保証をして販売してくれるから安心ということもあるとはいえ、店頭に並ぶ中古家電の数は限られており、需要が供給を上回れば価格も落ちません。

お手頃だった中古市場にもじわじわ値上げの波が押し寄せつつあります。

むろん、物価高の影響はそれだけではなく、メルカリの同調査で直近1年間の各種リユースサービスを活用した買い物頻度について質問したところ、8%が「とても増えた」、約17%が「やや増えた」と回答し、合わせて約25%が「増えた」と回答したとあります。

ついで、所有物を売る頻度の変化についても、約7%が「とても増えた」、約16%が「やや増えた」と回答し、合わせて23%が「増えた」と回答しています。

不要なモノを別の人の手に渡し、捨てることなく次の使用につなげていく行為は、美しく望ましい循環社会といえますが、ありていに言えば“新品に使うお金がない”のも現実と言えます。

メルカリで売れ筋と言われるアイテムは、わりと普通のモノばかりです。

最も売買されているのはトップス、ボトムス、靴、カバンなどを含む服飾雑貨ですが、取引ランキングのトップに来るブランドはハイブランドではなくユニクロだそうです。

それだけ新品で買われている量が多いともいえるし、幅広く着られているからこそ“中古を買っても失敗しない”ブランドと認識されているようです。

ただし、2023年のリユース市場はここ数年と比べてやや変化が起きる予感がします。

言わずもがな、新型コロナによる行動制限が解除され、人々は自宅周辺からどんどん外に向かっています。

今年はクリスマスや忘年会といった人が集まるイベントも解禁され、またウィンタースポーツに出かける機会も増えてきます。イ

ベント用の洋服やシューズ、スポーツ用品、防寒ウェアなどの需要が増えていくでしょう。

また、最近のホットな話題は金や中古ブランド品の下取り価格の高騰です。

ニュースの特集が組まれるほどの人気で、衣料や雑貨でなく金や中古ブランド品を持っている人にとっては朗報です。

中古品の売却は身近になりましたし、一時しのぎの収入にはなりますが、家庭経済を守り、成長させていくためには継続的な事業展開が必要です。

中古品の中には中古車も含まれます。

コロナ禍での半導体不足による中古車価格も一巡し、年初から中古車のオークション価格は安定しています。

むろん車種によっては輸出の下支えのため、オークション価格が底堅い車種もあります。

年間の中古車取引は新車販売の影響を多少受けますが、350万台から380万台と比較的安定しています。

インターネット利用の販売規模も年々増加しており、ネット販売が身近になった昨今、多くの方に収入を得られるチャンスが来ました。

不用品のネット販売で得た経験を活かし、継続的、かつ大きな収入を得ることが可能な時代になっています。

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