最近、よく耳にする言葉の1つとして「リセールバリュー=再版価値」があります。

文字通り、所有している商品を再版した際の価値を意味します。

最近のEC普及により台頭してきた価値観の1つといえます。

多くの皆さんはコロナ禍で家にある不要物をネット販売したご経験があるでしょうし、買取屋さんに持ち込んだこともあると思います。また、以前¥4000/グラムであった金のリセールバリューは¥10,000を付けて話題になり、テレビの特集でもタンスにしまってあった貴金属を持ち込み査定をしている場面をご覧になったと思います。

このように専門知識が無くても中古品のリセールができる時代になってきました。

背景には先に述べたECの普及による販売チャネルの拡大や様々な資源の再利用の必然、価値感の変化、物価上昇による家庭経済の圧迫などがあげられます。

以前より「自動車の価値は6年で消滅する」と耳にした事があると思いますが、価値が0になるわけでなく、新車の場合6年で償却・中古車の場合は2年で償却するという帳簿上の話なのです。

事業をしている方々にとっては必要な知識ですが、給与所得者には関係のない話です。

しかし最近では車を買う際に、「リセールバリュー」を意識した消費行動が話題になってきました。

確かに中古車を業者オークションで仕入れる際、「なんでこんなに高いの?」と思うケースに遭遇します。

例えばランドクルーザー・スカイラインGTR・軽トラや軽バンなどです。

理由ははっきりしていて、「需給バランス」と「輸出需要」などです。

特にアメリカでは輸出規制の関係で25年経過した中古車しか輸入できません。

日本で大切に扱われてきた特定の中古車は大変な人気なのです。

そのため国内の中古車取引額は高騰する結果になります。

特定の車種の話はともかく、国内での中古車オンライン普及も、リセールバリューという概念が根付き始めています。

「Yahoo!オークション」がサービスを開始したのは1999年、「Amazon」の日本語版サイトがオープンしたのが2000年、「メリカリ」のスタートは2013年。ネットで物を買う(あるいは売る)ことは、もはや当たり前となっていますが、クルマという視点で見ると、まだまだ“当たり前”というには至っていないのが現状です。

一方、新車販売のオンライン化はおだやかに進もうとしているとはいえ、カーディーラーでの契約がまだまだ一般的です。

一方、中古車市場では、中古車情報サイト、オークションサイト、フリマアプリなど、すでにある程度のオンライン化が進んでいます。

つまり、新車販売に対して中古車の売買はオンライン化が一般化しており、相場検索サイトをチェックしたり、「まずはネットで相見積もり」というケースも多いようです。

「せっかく売るなら少しでも高く売りたい」と思うのは、自然なことです。

では、自動車ユーザーは、新車を買う際にリセールバリューをどの程度、意識するのでしょうか。

市場調査会社のインテージが2024年3月に行った、ある調査の結果をおつたえします。

次に「車種を選択するときにリセールバリューを意識するか」を、さまざまな分析軸を切り口に見てみます。質問に対し「とてもあてはまる」~「まったくあてはまらない」の7段階の選択肢で聞いたものです。

まずは年代別に見てみると、20代が特に強くリセールバリューを気にしている結果となりました。

若者の車離れは久しく言われていますが、興味深い結果です。

 

理由はいくつか考えられます

ひとつは、この先のライフステーや居住が変化する可能性が高く、クルマの買い替え機会が潜在的に多いこと。

近い将来に売却することを想定するなら、なるべく高く売れる車種にしようと考えるのは自然だと言えます。

また、中古車情報サイトなどで大まかな相場が可視化されているように、WEB上の情報に接する機会が多いことも、20代が突出した理由と推測されます。

リセールバリューの良し悪しという観点だけ見れば、リセールバリューの良い車種(=人気車種)はネットで目にする機会も多いといえます。

そもそも、昨今は世代間で考え方が大きく異なります。

いわゆるZ世代を含む20代は、洋服などを買うときも、売却時のことを考えて選ぶ人が少なくないようです。

具体的には、メルカリなどのフリマアプリで相場を把握することが多いと言われています。

このような入り口(購入)と出口(売却)が頭の中で自然に1セットになっていると、クルマ購入時においても同じような考え方になるのは不思議ではありません。

次に「世帯年収別」で確認してみます。結果は、世帯年収が高いほどリセールバリューを強く意識していますが、一定のライン(1500万円以上)を超えるとやや下がる結果です。

金銭的に余裕があると車種選択の幅が広くなるため、その中で好条件のクルマを選ぼうという意識が強いのかもしれません。

一方で、一定以上の収入を超えると、リセールバリューを意識する人が減っていく傾向は興味深いものです。

「細かいことは気にせず、乗りたいものに乗る」という意識が強まるのではと考えます。

とは言え1000万円未満の人たちよりは、リセールバリューへの意識は強い傾向にあります。

続いて「メーカー別」のリセールバリューへの意識を見てみましょう。

国産メーカーでは、ラグジュアリーブランドであるレクサスが突出しています。

次いでトヨタ、日産、ホンダ、マツダ、三菱が続く。軽自動車を主力商品とするダイハツとスズキは、低い結果でした。

輸入車に目を移すと、ジープのスコアの高さ(特に「とてもあてはまる」の多さ)と、メルセデス・ベンツが5割を超えている点が特徴的です。

確かにメルセデスの各車種は業者オークションにおける落札価格の底が硬い傾向にあります。

一般的に輸入車は、国産車よりもリセールバリューが低くなりがちですが、中古車でも人気の高いジープとメルセデス・ベンツは比較的高い傾向があります。

新車価格が高いほど値落ち幅が大きくなるため、そういったブランドや車種を避けようと考える人が多いのかも知れません。

好きなメーカーのクルマを購入し、数年後に同じメーカーの別のクルマに乗り換える。

その際に高く売れることは、ユーザーとして嬉しい事です。

言うまでもなく、次に買うクルマの予算を増やすことができるためです。

想定していた予算よりも1つ上のグレードを選択したり、追加でオプションをつけたりもできます。

売り手のメーカーやディーラーの視点で見れば、その分1台あたりの利益を増やすことができます。

これらポジティブな連鎖を実現するためには、中古車市場でそのクルマが価値を保ち続け、値崩れしないこと、そしてそもそも新車市場で高い人気を得る必要があります。

トヨタにしろメルセデス・ベンツにしろ、エントリーモデルからのステップアップに対応するラインナップを持つメーカーは、このポジティブな連鎖をうまく構築できている例と言えます。

ただし、リセールバリューを意識しすぎてライフスタイルに合わないクルマを選ぶのは本末転倒といえますが、ユーザーとしてはやはり、ある程度リセールバリューを気にした購入が望ましい時代になってきました。

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