経済指標を見て一喜一憂する日々が続いています。

今更ながら「アベノミクス」の功罪を実感している事業者・生活者が多いのではないでしょうか。

マイナス金利は企業にとっては大きな恩恵をもたらし、企業存続には寄与した面もあると思います。

しかし、給与所得の増加には結びつかず、貧富の差を広げる要素となりました。

連鎖的に人口の都市集中化を促進し、地方都市の過疎化は止まりません。

加えて歯止めの利かない円安や実態を伴わない株価上昇は経済的植民地化を進めています。

異次元の少子化対策は世帯年収に関わらない教育の無償化がアピールされていますが、先の見えない将来プランを提案しない限り、少子化の流れはおろか、婚姻にさえも価値を見出せない若者が多い状況といえます。

功罪・賛否はあるものの、1980年代の日本経済の輝きと面影は影を潜めてしまいました。

世界をリードする新たな科学技術や産業が創出されない限り、その輝きを取り戻すのは難しそうです。

コロナ禍で働き方の変化が起きましたが、給与所得者の多くは起業・副業による所得増加策には踏み出さず、生活の縮小均衡を選んでいますが、折からの物価上昇率の高さは、もはや縮小均衡ではバランスが取れない状況にあります。

過去数十年の日本経済の変遷を考えますと、給与所得以外に収入の機会を得ることは今後大変重要な活動になると考えます。

では、先述べた1980年代と現代で大きく違うのは何でしょうか?今時、起業・副業に必要なものとは何でしょうか?

答えはECの活用です。インターネットが主流の情報サービスの普及です。ECが私たちの生活スタイルを一変させています。

ECの黎明期は、商品の独自性が高く尖っているものであったり、価格帯が高額なものであったり、消費者の悩みに直接的にアプローチできたりするものが向いているなど、一定の傾向が見られました。

しかし、現在のECにおいては、商品の向き不向きがそこまで顕著に現れることがなくなってきているのではないかと思います。

強いていえば、「ここで買う理由」を作りやすい商品・サービスが向いているでしょうか。希少性の高いものや、特定の人の課題解決につながるものです。

たとえば「極小ロットでしか生産されない幻の日本酒」は、味と希少性で購買欲に訴えることができます。

あるいは「劇的に薄毛を改善できる自社開発の育毛剤」は、特定の人の課題を解決することができます。

また、定期的な購入が見込めるため、LTV(Life Time Value:顧客生涯価値)も伸びやすいというメリットもあります。

いずれも「ここで買う理由」を作りやすい商品・サービスです。

このように商品やサービスとニーズをマッチさせることができれば、それだけで売れていくのです。

ほかにも、写真や動画といったインターネットの特徴を活かしやすい商品やサービスもEC向きです。

ECは、従来のように「多くの人に向けて、広く商売する」のではなく、自分たちの持つ「世界観」を伝え、1人のお客様との間に強いつながりを作ることが大切です。

たった1人の心をつかんで離さない商売をする」ことが、結果的にビジネスを加速させることになります。

また、ECにとっていちばんの課題は、集客です。

まずはお客様にサイトや出品商品・サービスを知ってもらわないことには、売り上げにつながりません。

お客様が自分で検索することでサイトを訪れることもありますが、それを待っていても安定した売り上げにはなりません。

集客のためにはさまざまな施策がありますが、取り組みやすいのはSNS広告です。

FacebookやX、Instagram、TikTokの広告を活用して認知を図り、コスト管理を最適化手法がとられています。

ただ、近年では、広告を使ってお客様に知っていただくことと同時に、一度サイトに来ていただいた方にファンになってもらうことが大切になっています。

これだけ消費があふれている時代に、自分たちの商品にたどり着いてもらうチャンスは限られています。

CRM(Customer Relationship Management:顧客関係管理)やLTVというように、1回買ってくださったお客様を逃がさず、しっかりと自分たちの良いところを感じていただき、長く使っていただくことも必要です。

直接的に商品を売ることを優先してしまうと、広告やサイト上の訴求がどうしても押しの強いものになってしまったり、脚色してしまったりすることもあります。

そのメッセージに違和感があれば、お客様が離脱する可能性が高くなります。

お客様を育てていくための施策には時間がかかりますが、継続的な成長のためには欠かせません。

特にこれからの時代はその傾向が強くなります。

世の中には、同じようなものがあふれています。

ヤフオクに掲載されている中古車数は6万台を超えます。

車種別にみてもプリウスは常時1300台程度出品されています。

外装色やグレード・年式。・走行距離に違いはありますが、その中で消費者に「ほしい」と思わせるためには、車本体の機能や安全性などの機能的価値に加え、情緒的価値が大変重要な要素です。

その商品を消費することで、どんな気持ちになれるのか。それがほかの商品では得られない価値になります。

では、何が情緒的価値を生み出すのかといえば、それを購入することにより、どのようなライフスタイルを充実させられるかをビジュアルや言葉で表現することで、消費者の共感を引き出します。

加えて、「どんな人が出品しているか?」という部分も大切です。

説明文章の構成は、その車の持つ機能に加え、所有するメリットや家族と過ごすシーンを想像させる要素を練りこみます。

注意したいのはその車のパワーや機能の説明に偏重して、マニアックで独りよがりな文章になる点です。

その車を知れば知るほど伝えたいポイントは増えますが、生活者目線で作成する必要があります。

生活者は文章構成はもとより、使う言葉で販売者の人柄を見ようとします。「行間を読む」のです。

理想的には自社のECモールを製作することが望ましいですが、時間も開発費・メンテナンスコストなど膨大な費用が掛かります。

個人が消費者にダイレクトに商品を売る意味は、ブランド独自の世界観や価値を伝えることにあると思います。

一般的なECモールでは、自社の思うように商品の魅力や世界観を表現することはできません。

そこで、メジャーのプラットフォームを利用するのですが、商品の写真枚数や説明文章の文字制限などがあるため、情報の受け手である生活者の購入に結びつかないケースが多くみられます。

また、プラットフォーマー側が車の購入に際して必要な情報を理解していないケースも多く、出品者が補足する必要があります。

様々な商品がECを通じて提供されていますが、中古車販売においてのマーケティング活動、生活者消費性向をはじめ、写真や文章のクオリティーなどは差別化の大きな要素です。

逆に言えば、これらを習得すれば利幅の大きい中古車販売を誰でも起業・開業できると言えます。

「個人売買.com」ではこれらの点を考慮・改善し、他の出品者との差別化のために、独自のバナーを設け、政界感を演出すると共に出品車両の詳細な情報を提供し、成約率を高めています。

調達ルートの提供・販売・仕入れ相場の分析・車の評価の仕方・インターネット販売に必要な写真や説明文章の作成方法・現車確認の際の対応・各種書類の作成などの知識を3日間のセミナーを通じて提供しています。

セミナー終了後はグループラインで様々な壁を一緒に超えていく体制が出来ています。

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