政府主導で賃上げを推進していますが、直近の実質賃金がマイナスになるなど、一般生活者の生活は改善の兆しが見えません。

GDPはドイツに追い越され、IMFの予測では2026年にはインドにも追い越されると報道されています。

かつての栄光と矜持はすっかり影を潜めた感があります。

生活レベルの維持向上のために、政府肝いりの副業に乗り出す方も多くなりました。

終身雇用はとっくに崩れ、国も会社も個人の生活に責任を持たないとの意思表示にも思えます。

中古車のインターネット販売での起業・副業を推進する「個人売買.com」においても30代から60代まで、給与所得者、事業者を問わず、幅広くお問い合わせを頂いています。

今までのコラムにおきましても起業・副業に際してのポイントをお伝えしてきましたが、今回は起業・副業に踏み切るにあたり、1人社長かビジネスパートナーとの共同経営それぞれのメリット・デメリットをお伝えしたいと思います。

周知のように近年では、テクノロジーの進化に後押しされ、起業・副業へのハードルが下がっています。

法人化に必要な手続きは、ほぼオンラインで完結できるようになりました。

起業・副業を推進するためのプロモーションから商品・サービスの販売まで、オンラインで安く、簡単に行える時代でもあります。

このような背景から、創造的な働き方をしたい、自分の好きなことを仕事にしたい、組織に属さない働き方をしたいという方が、ひとりで、または夫婦や友人同士で小さく起業・副業するケースも増えてきています。

起業・副業において大切なことの1つは、「起業・副業とはどのようなものなのか」、そして「ひとりで起業すること」「パートナーと起業すること」それぞれのメリット・デメリットを理解することです。

そもそも起業とは何か?

起業をする際には、自分が司令塔となり、自らビジネスを創造していく必要があります。

屋号(法人化した場合は社名)、所在地、行うビジネスの内容、そして、いつ、どこで、どのように働くのかといったことまで、すべてを自分の裁量で決めることができます。

誰かからやるべき仕事を指示されることもありません。

そして収入も論理的には無限大、青天井に増やすことができます。

しかし、すべてを自由に決められるということは、トレードオフで、すべてが自己責任であることを意味します。

起業・副業で大ヒットの商品・サービスを作ることができれば収入は青天井ですが、作ったサービスや商品が売れなかったり体調を崩したりして長期間仕事ができなくなれば、その期間の収入はゼロになってしまいます。

ビジネスが上手くいくときもあれば、まったく売り上げが上がらないという波もあります。

独立・起業にはそのような可能性がありますが、自分でビジネスを創出することが好きかどうかが、起業という生き方を選ぶべきかどうか判断するときに重要になってきます。

そして、なによりも大切だと思っていることは、自分が好きなこと、何十年も続けられることをビジネスにできているかということです。

確かに独立してすぐに実績をあげる起業家の方もいらっしゃいますが、多くの起業・副業場合、立ち上げてから軌道に乗るまである程度時間がかかります。

しかし、自分が好きなことであれば、時間がかかっても収益を上げられるよう、改善をするモチベーションが保ちやすいはずです。

クオリティを高めたり、企画を作ったりすることについても積極的になりやすいでしょう。

そして自分を磨き続けていくことで、人脈もでき、ファンもできビジネスは分厚くなっていくというのが成功パターンです。

起業すれば自分のやり方で仕事ができるようになりますが、始め方も肝心です。

ひとりで会社を立ち上げる場合と、2人もしくは少人数で会社を立ち上げる場合には違いがあります。

1人で起業することのメリット・デメリット

近年「ひとり社長」という言葉が定着しつつあります。

書店に行っても本のタイトルなどでよく見かけるようになりました。

ひとりで起業することへのムーブメントが起こっているのでしょう。

ひとり起業のメリットは、柔軟さとスピード感です。

自分ひとりで意思決定を行い、やるべき仕事、立てるべき方針を決めることができます。

従業員がいないので人件費もかからず、オフィスも必要ありません。

一方、ひとり起業は自分の限界がビジネスの限界になります。

時間的な限界もありますが、それ以上にすべての決断を自分の知識・経験から判断していかなくてはならないこと、つまり頭脳が一つしかないことが最大のボトルネックになります。

組織に属していれば上司や同僚と議論を深めながら判断できますが、ひとり起業の場合はすべてを自分自身で決断する必要があります。

日々自己研鑽してなければなりませんし、自分のことを客観視できる能力を予め身に付けておく必要があるのです。

ひとりで起業すると、どうしても複数人で起業するよりも、視野が狭くなりがちなので、そういった場合には外部のコンサルタントなどにアドバイスをもらって、事業を組み立てる必要もあります。

起業には、人脈を意識的に構築することも大切です。

2人で起業することのメリット・デメリット

最近では、夫婦や友人・ビジネスパートナーと起業をするケースも増えています。

こちらのメリットは、日々ビジネス上で出た問題について相談し、議論を深めながら進めることができることです。

大切なのはお互いの強みや特性を生かすこと。

それぞれ得意なことをやることで、成功をつかむ可能性を高めることができると私は思います。

1人では思いもつかないようなアイデアがたくさん生まれ、気心の知れた人と仕事を行うメリットがあります。

一方でデメリットとしては、意見の相違や予想外の関係性の異変などが起こる可能性があることです。

権限や役割などを事前に決めておかないと、関係性の変化や進む方向性の違いなどが出たときにビジネスに支障をきたします。

どちらが会社の代表権をもつのか、社外の取引・折衝などをおこなうのか、明確にしておくことで、トラブルを未然に防止することができるでしょう。

現代ではインターネットが普及し、簡単に起業の情報や起業家の考えを調べることができます。

書籍もオンラインストアや書店で手に入ります。

もし起業することに悩んでいるのなら、副業から始めるという手もあります。

ビジネスをスモールスタートさせ、自分に向いているかどうか、リスクに向き合うことができるメンタリティがあるのかどうか。起業の前に副業に取り組むことで、そこを見極めてもいいかもしれません。

 

「個人売買.com」では、インターネットを利用した中古車販売の個人売買を通じた起業・副業モデルを提供しています。

調達ルートの提供・販売・仕入れ相場の分析・車の評価の仕方・インターネット販売に必要な写真や説明文章の作成方法・現車確認の際の対応・各種書類の作成などの知識を3日間のセミナーを通じて提供しています。

セミナー終了後はグループラインで様々な壁を一緒に超えていく体制が出来ています。

「個人売買.com」ではこの度、「業界初!事業のスタートアップを強力にサポートするサブスク!」を展開します。加盟料・サポートセミナー参加費+車両落札代行+成約時手数料+月会費をパッケージ化し、サブスクとしてご提供いたします。

詳細は弊社HPよりご確認ください。