新型コロナウイルスによる緊急事態宣言が発令され、夜間・休日の外出自粛要請から2週間が経過しました。
小さなお子様がいらっしゃるご家庭では、新たなコミュニケーションの発見と共に負担も大きくなっています。
目に見えない脅威に対して世界経済はなんと脆弱なのかと痛感しています。
また、雇用情勢では、派遣切りが始まり、職を失う方が増加しているとも言われています。
政府発表の雇用統計では依然有効求人倍率が高く推移していますが、新型コロナウイルスの影響は大きく反映されるものと見込まれています。
一方では新型コロナウイルス以前にも無職もしくは求職中の中年が大変増加している現状があります。
今回は雇用統計に表れない現象を少し掘り下げてみたいと思います。
まず、年代的に見ますと働き盛りの40-50代の正規雇用労働者数は1818万人・非正規雇用労働者数は796万人・失業者数(求職活動中)63万人です。しかしながら、求職していない「超失業者」と呼ばれる方々は100万人を超えていると言われています。
この「超失業者=新型無職中年」はどのような理由で求職活動をしないないのでしょうか?
図が示すように
- 未婚者の増加
- 非正規労働従事者の増加
- 親の高齢化・長寿化 が挙げられます。
その他にも
パワハラなどで鬱になり復職できない方々も多くいらっしゃいます。
まさに経済成長の闇の部分と言えます。
この背景には様々な社会問題が密接に関係しています。
では「新型無職中年」の方々はどのように生計を立てているのでしょうか?
アンケート結果による内訳では
1位 貯金の切り崩し (35%)
2位 親の年金・遺産 (25%)
3位 失業保険 (15%)
4位 生活保護 (8%)
5位 投資による利益 (3%)
となっています。(下図参照)
私たちにとって、決して「対岸の火事」ではありません。今やだれもが「新型無職中年」になる可能性があります。
昨日、国家公務員の給与2割削減が報じられました。雇用か給与維持かを突き付けられたときに、「雇用継続」という道筋を示していますが、民間企業、とりわけ中小・零細企業では雇用・給与を維持していく事は大変困難です。
また、このような情勢下にあって「守り」に徹する期間が続くと「社員の負け癖」が際立ってきます。
長引く可能性は否定できませんが、コロナ終息をぜひ睨んで、現在社内にある「攻め」の財産を磨く事を忘れないようにしてほしいと思います。
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