立春を迎え、新しい年が始まりました。
最近テレビを見ていると大手の中古車買取会社のCMを目にします。
多くの中古車買取会社では決算を間近に控え、年初に掲げた売上と利益計画に近づけるよう営業努力をしています。
中には「価格に驚きです!!」のような優良誤認を招く恐れのあるアプローチも多くなってきています。
特に中古車買取業者や通販サプリメント・化粧品では消費者らしき方々が商品の優秀性や価格に関する前向きなコメントをし、それと同時に「あくまでも個人の感想です」と小さく注釈が入ります。
「本当に個人の感想?」「セリフは会社が用意したものじゃないの?」と思ってしまうこともあります。
特に価格に関しては安いもしくは中古車買取価格が高いと判断する基準のないまま判断するのは危険です。
中古車の流通では買い取った中古車はその程度によって
①自社で小売
②業者オークション出品
③大手輸出業者に転売
④廃車
などに流れていきます。
皆さんが中古車買取業者のサイトで車両情報を入れて送信すると多くの中古車買取業者からメールや電話がかかってきます。
「車の査定」つまり値決めです。では、中古車買取価格はどのように決められるのでしょうか?
*上記①②③のどのカテゴリーの車か?
*再販可能な状態か?
*どのルートで再販できる程度の中古車か?
*内外装や機関・電装系などに瑕疵がないか?
*骨格部分に修復歴がないか?
など各社の検査項目に従って査定をします。その結果と直近の業者オークションの落札価格を算出します。
その価格を基準から
*自社利益
*固定費
*販売経費(陸送費・オークション出品関連経費・名義変更もしくは抹消費用など)
*場合によっては修理費用
などを差し引いた価格を買取価格として提示します。
中古車査定依頼経験のあるはお分りでしょうが、中古車買取会社各社の提示する金額は大体同じですが、その内1社が若干上乗せした金額を提示します。なぜでしょうか?
答えは「談合」です。
この茶番劇にごまかされないためにお勧めの方法は、自分で複数の中古車買取業者に買取査定をしてもらうべく、車を持ち込むことと、中小、もしくは個人事業の買取業者に査定を依頼することがお勧めです。
中古車業界は広く細分化されています。
特に一般消費者にとっては中古車業者間取引価格が不明ですので、つい「口車」に乗って安く売り抜いてしまうことが多いと聞きます。
もう1点、価格交渉の際には「リサイクル預託料」「自動車税」「自賠責保険」の残額は提示価格外か含まれているのかを確認しましょう。
この3つを合算すると、売却月によりますが結構な金額になります。
「手続きが面倒」「素人だから適正価格が分からない」「次の車に関心が行ってしまっている」など理由があると思いますが、知識を得て自ら動けばプラスアルファの戻りが期待できます。
また1番大きな金額を手に入れる方法としては、自分で小売りをすることです。
査定額5万と言われた車が小売りでは20万を超えることも珍しくありません。
ネット販売の場合は価格優先です。
ただし双方のトラブルを避けることに十分な説明が必要です。
多少の外装のダメージなどは説明文章を記載して写真を掲載すればOKですが、成約率を上げるためのコツはあります。
また、中古車ネット販売の場合、出品者は消費者に「信用できる販売者かどうか」を判断されますので、過去の取引評価内容や文章の作成には十分な配慮が求められます。
また、コロナ禍で中古車販売の個人売買の副業を望む方も多くいらっしゃいます。
自車販売との違いは「継続性」です。つまり継続的に中古車を仕入れて販売する必要があります。
一般の方々にとって「中古車のオークション」加入は敷居の高いものです。
また、中古車販売では、資金回転率が求められます。
1台の仕入れ単価・販売単価が高額の為、自己資金をどれだけ回転させているかが、健全経営の指標の1つになります。
一般の方々が継続的に中古車販売を始めるにあたり、以下のような点が求められます。
1.中古車仕入れルートの確保
2.中古車評価の知識
3.中古車業者間取引相場
4.中古車小売相場
5.消費者に安心感を与えるネット販売の知識
6.景品表示法・特定商取引法等の知識
これらを1から情報を収集してスタートするのは大変な労力です。
「個人売買.com」では、インターネットを利用した中古車販売の個人売買を推進しています。
調達ルートの提供・販売・仕入れ相場の分析・車の評価の仕方・インターネット販売に必要な写真や説明文章の作成方法・現車確認の際の対応・各種書類の作成などの知識を3日間のセミナーを通じて提供しています。
セミナー後も専属メンターに様々な相談をしていただける体制をとっています。
是非、事業説明会にご参加ください。