昨晩、テレビ朝日系列でM-1グランプリの放映をご覧になった方々は多かったと思います。

最高視聴率23%を記録し、関心の高さを示しています。そんな中、錦鯉が17代目王者に輝きました。

初の50代ファイナリスト・長谷川雅紀(50)と渡辺隆(43)合わせて93歳の最年長王者が誕生という点も見逃せません。

今回は史上最多、6017組のエントリーがあり、お笑いブームの隆盛と定着を反映しています。

錦鯉と言えば個性的でパワフルなボケ担当の長谷川氏と優しいツッコミの渡辺氏のコンビですが、お笑い界を席巻している吉本興業所属ではなく、07年のサンドウィッチマン以来で史上4組目の王者に輝きました。

優勝が決まると2人は抱き合って喜び、長谷川は「諦めないでやってきて良かった」と大粒の涙をこぼしました。

表彰時には「渡辺から耳元でありがとうと言われて、涙があふれてきちゃった。普段はありがとうという人間じゃないので」と涙の理由を明かしたそうです。

結成は12年ですが、それぞれ20代から芸人の道を歩んだ苦労人。

長谷川は「結成した時、渡辺は33歳、僕は40歳。

前のコンビを解散して『潮時かな』と思ってた時に声かけてもらって結成して、時間はかかりましたけど50歳で形になったのは相方に感謝しかない」と目を細めたと言います。

長谷川さんの下積み時代、食べられない時期には同じ北海道出身のタカアンドトシに借金したり、多くの歯を失って、時には舞台で話しているときに抜けた歯が客席に飛んで行ったことなど、多くのエピソードがあります。

優勝の際には人目をはばからず号泣した姿に感激した視聴者も多かったのではないでしょうか。

芸風の好みは分かれても長谷川さんの豊かな表情や一生懸命な姿は多くの共感を呼びます。

また、最近の話題の1つとして元ZOZOTOWNの前澤氏が厳しいトレーニングと100億とも言われる拠出の末、かねてからの夢であった宇宙飛行を実現させました。

前澤氏と言えば成功者であり、ZOZOTOWNを退いた後も多くの取り巻きを同行させて美術品のオークションで海外の美術品を買い漁り、人生を謳歌している印象があります。

少年時代からの夢を情熱と投資で実現させたわけですが、この対照的な両者を比較したときに、どちらにより多くの方が感動して共感したでしょうか。

筆者は近代的な経営プロセスをコラムの中で沢山お話ししてきました。

それらは多くの経営者や企業で実際に行われてきた成功例に基づくものであり、感情論を排除した理論です。

コロナ禍を経て新たな経済成長と経営手腕が必要とされている状況でも今まで証明されてきた経営理論の基本は通用すると思いますが、新たな味付けも必要な時期に来ているようです。

そのスパイスになるのは何なのでしょうか。

それは一言で表せば「経営者の弱みを見せる」事です。

かつては全方位の知識と経験を持ち、逆境にもめげない鋼のような意思と周りを焼き尽くす情念を抱く絶対的象徴としてのリーダーこそが経営者であるかのようなイメージでした。

しかし最近ではより共感型の経営が主流になりつつあります。

経営者は全てに精通したスーパーマンでなくても良いのです。

経営者の得意・不得意や落ち込んだ姿や失敗見せる事は社員に心を開いた証と解釈され、共感を呼び士気が高まることにもつながります。そればかりか経営者の不得意分野を補うために社員の知識が結集したり新たなチャレンジをする機会提供になったり、経営者とのコミュニケーションが生まれ風通しのいい文化を醸成します。

社員個々の知識や経験を生かす企業文化が生まれるのです。

個人事業であっても小さな組織であっても副業であっても経営の基本姿勢は変わりません。

  • 分からないことは分かる人に教えを乞う。
  • できないことはできる努力をしながら、できる人にお願いする。
  • 社会や人の利益になる仕事をする
  • 見栄を張らずに素直な気持ちで仕事をする                                                                                                               

など、 人生をあきらめない遅咲きのオッサンの星”2人から学ぶ事は多いと思います。

 

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