最近は何かとお金にまつわる話題が多いことに気づきます。

政治団体のパーティー券のキックバック・高級中古ブランド店強盗など、特に年末が近づくにつれ、毎年お金にまつわる事件・話題が増えます。

毎年この時期に清水寺住職が著わす今年の漢字も「税」でした。今年は何かとお金にまつわる話題が多かったのではないでしょうか。

1年を振り返ってみますと、私たち個人もお金に振り回されている現実があります。

年末ジャンボ宝くじに望みをかける方も多いと思いますが、お金に対して皆さんがどのような意識を持っているのか、ある著書から抜粋してご紹介したいと思います。

まず皆さんは、ウォール街の金融マンも学んでいる「お金持ちになる心理学」をご存じですか?

程度の差こそあれ、誰もがおカネ持ちになりたいと思っていることでしょう。自ら進んで貧乏になりたいという人など、まずいないと思います。

少しでも金銭面で楽な生活をしたいからこそ、人は一所懸命に働きますし、節約に励んで、少しでも手元に資金を残そうとします。 

では、どうすれば少しでも多くのおカネを手元に残すことができるでしょうか。

まず簡単な「キャッシュフロー表」を作成してみましょう。

キャッシュフロー表とは、ひとことでいえば「将来に向けての収支年表」のことです。

つまり、現在の収支状況や将来のライフイベントなどを考慮に入れたうえで、自分の将来の収支や貯蓄残高などを予測するのに用います。

この表をつくると、皆さんは、自分の老後が結構厳しいことに気づきます。

たとえば、もし「70歳の時点で貯蓄が底を尽く」となったら、今のうちから何とかして貯蓄を殖やそうとするでしょう。

その方法のひとつとして、多くの人が口にするのが「もっと節約しよう」ということです。

それこそ夫の小遣いをカットし、趣味や外食の回数を減らし、なかには教育費を減らすために2人目の子供をあきめるというケースさえあります。

でも、それで本当に豊かな人生を送ることができるでしょうか。

もちろん、満足感につながらない無駄遣いは、止めたほうが良いと思います。

しかし、節約にばかり気を向けている人の多くは、なぜか収入を増やすことを考えようとしません。

「会社の給料が増えないから仕方がない」のでしょうか。

確かに、昨今はなかなか給料が増えにくい状況にありますが、一方で成果主義を重視している会社も増えており、若いうちから抜擢されたり高収入が得られたりするチャンスは意外とあります。

また、ある程度年齢を重ねた人でも、会社勤めをしながらも、インターネットを使って副業をし、高収入を得ている人や、株式投資などで大きな利益を上げている人も現実にいます。

資産家に生まれなくても、おカネ持ちになるチャンスは以前より増えているかもしれないのです。

そうであるにもかかわらず、「どうせ自分はお金持ちになれない」とか、「投資で成功するはずがない」と決めつけていると、それに適合した情報しか入ってこなくなります。

こんな経験ありませんか。

たとえば「ポルシェが欲しい、ポルシェに乗りたい」と日頃から熱望している方。道を歩いている時、「なんか最近、ポルシェが増えたんじゃないか」などと思うことはありませんか。

あるいは、ヨーロッパを旅行したいと思っていたら、特集でヨーロッパを取り上げた雑誌を見つけたり、電車の中でヨーロッパ旅行に関連した中吊り広告を見つけたりすることはありませんか。

これは偶然でも何でもありません。ヨーロッパへ旅行に行きたいと思っていると、自分の脳が、ヨーロッパに関連する情報を集めようとするからです。

つまり何かを意識することによって、人間はそれに適合する情報を集めるようになります。

もっと怖いのは、自分でも気づかない「潜在意識」のもとで信じ込んでいることがあると、脳がそれに適合する情報ばかりを集め、強化してしまうのです。

これを投資にあてはめるとどうなるでしょうか。「投資で成功するはずがない」などと思い込んでいると、「投資でおカネが半分になってしまった」とか、「投資にはまった挙句、家庭が崩壊してしまった」とか、総じて投資に対してネガティブな情報ばかりを集めてきてしまい、結果、「投資なんてするものではない」という結論を、何もアクションを起こしていない段階で下してしまうことになるというわけです。

これでは、いつまで経ってもおカネ持ちにはなれませんよね。

したがって、おカネ持ちになりたかったら、「支出を抑えておカネを残そう」と考えるだけでなく、「より収入を増やすにはどうすべきか。

自分が働くだけでなく、何かほかの方法を組み合わせて、効率的に収入をアップすることはできないか」という方向に、意識を変えることが大事なのです。

では、どうすればおカネに関する潜在意識を変えることができるのでしょうか。

その前に、自分がおカネに対して、どのような潜在意識を持っているのかを知る必要があります。

次の1~10までの設問にある(   )の中を、まずは埋めてみてください。埋める時はじっくり考えてから記入するのではなく、直感で、パッと頭に浮かんだことを素直に書き入れて下さい。

それぞれ、自分のおカネに対する潜在意識を知るうえでヒントになるものばかりですが、なかでも4、6、8あたりは、その人のおカネに対する潜在意識を知るうえで、非常に興味深い回答が得られることが多く、それだけ重要な設問でもあります。

実は、おカネ持ちになれるかなれないかは、知識やスキル以前に、まず自分のおカネに対する潜在意識を把握する必要があります。

さて、皆さんはこのカッコの中に、どのような言葉を入れましたか。「10の質問」で何が分かるのでしょうか。

勘の良い方ならお気づきかもしれませんが、質問でわかることは、おカネに対して持っているイメージがポジティブか、それともネガティブかということです。

たとえば4に、「いざこざ」という言葉を入れて、「私の家族にとって、おカネは(いざこざ)の原因だった」という文章にする人は、意外と大勢います。

こういう人は、おカネを稼ぐことに対して積極的になれません。なぜなら、家族にとっていざこざの原因だったことから、おカネは「災いをもたらす良くないもの」、あるいは「人間関係を壊すもの」という印象をぬぐい去れないからです。

話は前後しますが、1と2については、親の影響について確認するためのものです。

父親、母親のいずれか、もしくは両者がおカネに対して、悪いイメージを持っていると、子供もその生活環境の中で、いつしかおカネを忌避するようになる傾向が見られます。

そして、それは3の答えにつながっていきます。

5に「罪」と書いた人は、おそらく倹約家でしょうし、「快感」と書いた人は、浪費家でしょう。

そして6ですが、これも興味深い設問です。

「不幸」と書いた人は、ほぼ間違いなくおカネに対してネガティブな印象を強く持っているはずです。

ほかに「孤独」、「傲慢」、「悪者」などと書いた人も同様です。

そういう人は、たくさんのおカネを持つと、自分の身に何か災いが起こると考えています。

「いやいや、客観的に考えてもそうでしょ。おカネにはそういう一面があるよね」などと、あくまで自分は違うけれど、世の中一般にはそういう傾向があると、評論家のように分析する方がいます。

でも、それは世の中の傾向ではありません。

この設問は、あなたのおカネに対する潜在意識を探るためのものですから、その言葉を入れたということは、あなた自身が心の奥底でそういう意識を持っているということなのです。

7は、おカネを稼ぐための手段をどう考えているかを聞いています。

「お金持ちと結婚」と答えを書いた人は「おカネは天から降ってくるもの」というくらいに、おカネについて他力本願というか天然というか、自分で稼ごうという意識はまったく持っていないのです。

他の質問についても、たくさんのおカネを使うことは「幸せ」だ、おカネは人を「いい人」と書いた人は非難を受けるかもしれない回答ですが、実はおカネに対してねじれた意識がどこにもないかたは意外とおカネと仲良くできそうです。

8と9は、意図的にネガティブワードを入れるように誘導する設問になっていて、多くの方が、両方に似たワードを入れてきます。

それは「友情」などの人間関係に関するものや、「時間」、「謙虚さ」といったものが多いのですが、よく考えてみると、それらは、自分自身が日頃から大事にしたいと思っているものかもしれません。

もしそうだとしたら、おカネと引き換えに、自分が大事にしているものを犠牲にすることになりかねず、それではいくらお金持ちになっても、幸せになれません。

逆にお金持ちになろうとしても、それ以前に自分が大事にしたいものを優先するため、お金持ちになるための行動にブレーキをかけてしまうこともありえます。

引っ掛け問題のようだと思われたかもしれません。

しかし、本当におカネに対してポジティブな感覚を持っている人だと、「を失う」というところに横線を引いて消し、「失うものはない」などと書いたりします。

これだけポジティブな感覚を持っていると、お金持ちになる道もかなり短くなります。

最後の10は「おまけの質問」みたいなものですが、「大変」というワードを入れた人は、大変なことはやりたくないのが人間の性なので、お金持ちへの道は遠のきます。

「楽しいこと」と入れた人は、きっとおカネが好き。

他の設問についてポジティブなワードを入れているようなら、おカネ持ちになれる可能性はぐんと高まります。

「人に任せること」などというのもいいですね。

プライベートバンクに資産管理を任せている大金持ちでもなければ、そんなセリフは言えたものではありませんが、せっかくですからそこを目指すのもありだと思います。

いずれにしてもお金に苦しめられるよりお金を楽しむ意識が大切なのかもしれません。

 

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