今回はインターネット時代を反映した中古車の業者オークション参加方法について、その利用方法と注意点をお伝えしたい。
幾つかの閲覧と入札ができるサイトがあるが、使い勝手の良さとカバーしているオークションの数(=掲載台数)の多さから、ここではアイオークとASネットがお勧めである。
両者とも比較的入会しやすいのが特徴である。中古車を仕入れのビギナーにとって、入会条件の厳しい業販オークションよりもぐっとハードルが低く、初期投資が抑えられる利点と、過去の落札価格データーが閲覧しやすい利便性を備えている。
アイオーク
アイオークは、先日まで大手中古車業販オークションのJAA(江戸川区)とHAA(神戸市)の掲載がされていたが、両会社が最大手のUSSグループに編入したため、アイオークでは閲覧できなくなった。このため、毎週の出品台数が約1万台減少している。
アイオーク:https://www.iauc.co.jp/
ASネット
ASネットは国内最大の中古車オークション会社USSグループと提携しているために、出品台数が多い特徴を持っている。
ASネット:https://www.autoserver.co.jp/
<アイオークとASネットの特徴>
①何といっても大きなメリットは、過去12週(4ヶ月)の落札実績がデーター化されている点である
過去の取引データーが豊富と言う事は、仕入価格・販売価格の目安が付けやすい事を意味する
②今までの入札は指値で行なわれ、成約率の低さが難点であったが、最近では自宅からパソコンとマウスを使ったPOS入札が可能な会場も増えて、会場にいる臨場感を味わえると共に、成約率を上げるサポートもされている
③両サイトとも、有料では有るが入札したい中古車の下見代行サービスも行なっているので、出品表記載の気になる点を確認してもらう事さえ家に居ながら出来てしまう
④落札できた中古車の陸送も電話で依頼できるので、仕入・調達までは一気に行なえる
⑤この2サイトの会員になれば、ほぼ全国の主要業販オークションに出品される中古車が車種別に閲覧・入札できる
⑥ネット販売の場合、店頭販売とは利益構造が違うので、安く販売できる。生活者がネット販売を選ぶ大きな理由として価格の安さを挙げている。
相場の範囲で落札できれば、利益を損なう可能性は低くなるのだ。
デメリットとしては、1台あたりの落札手数料が各業販オークションの会員価格に比べ約¥5000ほど高いが、交通費を使って会場に赴き、1日を費やす事を考えれば、却って安いかもしれない。
次号では消費者から見た中古車ネット販売の不安とその解消方法について述べたいと思う。
しかしながら、一般のユーザーが入会して、お目当てのクルマを手に入れるには幾つかの困難が伴う。
1.入会には「古物商免許証」の取得が必要
2.業者オークション入会には、原則的に古物商免許証取得後1年経過
3.業者オークション入会の際には、自己所有の固定資産プラス自己所有の固定資産を持つ保証人1-2名
4.入会後は季節・経済動向など様々なファクターを加味した相場観を養う必要
5.仕入れた車が故障した際に廉価で修理をしてくれる工場の開拓
6.インターネット販売に際しても商品説明・写真撮影・表現のコツなど必要なノウハウの蓄積
など多くの壁がある。
<個人売買.comのサポートの特徴>
「個人売買.com」が加盟している全国の業者オークションで、会員の方々の望む車の仕入相場・小売相場・状態を相談しながら代行落札し、相場に関する相談や販売ノウハウを提供しています。
仕入れた車に修理な必要な場合は、横浜・大阪にある自社工場で格安で修理や保管も可能。
中古車販売を行ないたい一般の方々の参入を阻む壁を取り除き、仕入から販売までのプロセスをパッケージ化してノウハウを提供しています。
是非、説明会に参加してみてはいかがでしょうか?