個人売買に関する業務の流れや注意点、準備物、メリット、デメリットなどには多くの記事がインターネット上で公開されています。
本ブログでも中古車の個人売買に必要とされる要件や注意点について触れてきました。
今回は個人売買の実務の視点でなく、マーケティングの角度から個人売買のブランド化推進に関してお話ししたいと思います。
まず、消費者から見た「ブランド」とは何でしょうか?
明確なイメージを想起できる
品質に対する信頼ができる
デザインイメージを想起できる
価格帯のイメージを想起できる
店舗イメージが想起できる
などが挙げられます。これはブランド側のフレームが浸透した証拠でもあります。
つまり、ブランド側の
ターゲットセグメンテーションとPR媒体の選定
販売チャネルの策定
商品施策と価格戦略
店舗設計・店舗展開
独自の高い品質基準
一貫したビジュアルマーチャンダイジングやディスプレー
統一された接客サービスやセールストーク
継続的な店舗運営とサービスや商品の供給
などが消費者イメージと合致することによりブランドが確立されることを示しています。
ブランドはプレステージ・プレミアム・マスなどに分類され、基本的なフレーム作りのプロセスは同じでも戦略が異なります。
例をとれば、ルイヴィトンとユニクロは双方とも立派なブランドですが、それぞれの上記戦略が異なるため、一方はプレミアムブランド、一方はマスブランドと認知されています。
同様に車でも同様にランボルギーニとトヨタは双方とも立派なブランドですが、異なる戦略を展開しており、消費者イメージも異なります。
では中古車の個人売買でブランド化はできるのでしょうか?
答えは「Yes」です。個人売買でもブランド化は一定の要件を満たせば可能なのです。
ジモティーやメルカリなどの個人売買サイトに掲載されている中古車はおおかた個人売買の中古車です。
またヤフオクに出品の中古車は個人売買とストアー(業者)に分類されます。
個人売買もしくは個人事業としてインターネットを利用した場合でも
取扱車種
価格設定
統一された写真の撮り方
統一された文章の作り方
問合せ時の対応やセールストークの質
掲載台数(1台でなく複数台)
等で他の個人売買事業者との差別化を図り、出品者(個人売買事業者)としてのイメージを消費者に与えられます。
例えば、
1.この個人売買販売者は欧州車を中心に扱っている
2.この個人売買販売者は中古車販売店より2割ほど安い価格設定をしてい
てリーズナブル
3.この個人売買販売者の評価は高い(個人売買でも安心して取引できる)
4.この個人売買販売者は詳細な写真を提供している(実際に車を見に行くより詳細で客観的な情報を提供している)
5.この個人売買販売者は詳細な車両情報を提供している(情報透明性が高い)
6.この個人売買販売者は質問や問合せへの回答が迅速だ
7.この個人売買販売者は現車確認の際の対応がしっかりしていて信頼できる
8.この個人売買版美車は多くの車種を掲載していて、車種の選択の幅が広い
9.個人売買でも多くの販売実績があり、人気車種が常に掲載されている
10.この個人売買版愛車は不具合があった場合の対応が迅速で丁寧だ
などの消費者イメージが浸透すれば個人売買でもブランド化が可能なわけです。
「ブランド化」=イメージが定着すれば、来店頻度(訪問頻度)が高まり、成約率も飛躍的に上がります。
「個人売買,com」は中古車の個人売買を志す会員の方々に
販売しやすい車種の選定
仕入相場と小売相場の分析
ネット取引上、高評価
写真撮影のコツ
文章作成のポイント
現車確認時の対応
売買契約書の作成
全員で同じサイトに掲載して車種のバリエーションを高める
など個人売買に必要かつ、成約率を高めるトレーニングとマンツーマン研修を行い、ブランド化を推進しています。
是非、事業説明会にお気軽にご参加ください。時節柄、リモートでの対応も致しておりますので、お気軽にお問い合わせください。