コロナ禍による在宅勤務が増えて、テレビを見る機会が増えた方も多いと思います。

時間帯によりますが、健康食品(サプリメント)のCMが目にとまります。

医薬品もしくは医薬部外品の認可を受けた健康食品以外は効果効能をうたうことができませんので、消費者(利用者)を使って感想を述べるテスティモニュアルという手法を使って効果を連想させるアプローチ方法を多用しています。

間接的商品効果訴求→割引価格→購入個数の制限という一連のアプローチで購入意欲を喚起しています。

法律の網をかいくぐるグレーゾーンと言えます。

ここでは、最近増加している個人売買に必要な商取引に関する法規制をお伝えします。

個人売買にかかわらず、全ての販売行為は「特定商取引法」(特商法)の規制を受けます。

販売形態によって規制内容が若干異なりますが、特商法の精神は「消費者にとって不利益な商取引を規制する」ことです。

個人売買を含む事業者はこの点を理解して、消費者保護の精神のもとにサービスや商品を提供する義務があります。

ます、最近活況を呈している個人売買に絞って商取引を行う際の注意点をお伝えします。

メルカリやヤフオクなどインターネットによる個人売買は年々増加傾向にあります。

ご自身でも不要物を掲載した経験があるかと思います。基本的にこれらプラットフォーマー(個人売買取引の場の提供者、もしくはサイト)では

個人売買の商品が偽物(特にブランド品)かどうか?

掲載を利用して個人間直接取引がなされないか?

などを監視していますが、個人売買による出品数が多いため、商品説明の内容・適正価格設定などのチェックには手が回っていないのが現状のようです。

それだけに個人売買を行う販売者は特商法の内容を理解したうえで出品し、健全な個人売買取引を行う必要があります。

では、特商法から見た個人売買に必要な注意点とは何でしょうか?

1.販売者氏名等の明示

2.不当な勧誘行為をしない

3.広告規制

4.売買契約書など書面交付義務

などが行政規則として義務づけられています。

インターネットでの個人売買においては上記1-4項目のうち、1・3・4項に注意をしましょう。

特に「広告規制」では個人売買では成約をめざして、「誇大表現」「保証表現」などが目立ちます。

個人売買での中古車販売における注意点も同様です。

出品者によって出品中古車の説明は異なります。

簡単な説明文と少ない写真で出品車両を掲載している個人売買事業者や専門業者もいれば、客観的な車両情報を説明文と外部リンクを利用した多くの写真を掲載して情報開示している個人売買業者もいます。

消費者からみて、同じ車種・グレード・同価格であったら、どちらを信頼するでしょうか?

また、「外装が傷もなくピカピカ」「室内は汚れがなくきれい」「中古車とは思えないコンディション」など優良誤認を招く表現は控えましょう。

中古車ある以上は傷や凹みシートの汚れなどはあります。

またコンディションも現在は良くても故障が生じる可能性もありますし、ある程度中古車の個人売買の経験を重ねれば、近い将来どこに不具合が生じる可能性があるかは推測できます。

また、「ものすごくかっこいい」「絶対お買い得」など誇大表現にあたります。

簡単に言えば、「客観的な視点から中古車の状態を正確に伝える」という精神を持っていれば個人売買取引でも大きなトラブルは未然に防げるということです。

 

「個人売買.com」では中古車の個人売買に必要な知識をお伝えしています。

個人売買したい車両の情報を客観的に正確に伝える写真や文章構成、特商法に基づく表現の規制など、中古車の個人売買を目指す方々に自信をもってスタートできるサポートを行っています。

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