以前、インターネットでの仕入れは「インターネット」という内容用の投稿をし、大きな反響をいただきました。

今回はインターネットでの中古車販売の入り口である仕入れに関して「ASネット」の利便性と改良してほしいポイントに関して述べたいと考えています。

通常、中古車を仕入れる際にはUSSグループ・ミライブ(旧BCN)・CAA・JUなど各オークションに加盟する必要があります。

地域や各オークションの特徴(商用車が多い・外車の出品が多い・会場までの距離が近い・出品車両が多い)など個々の状況に合わせて中古車販売会社(含:輸出事業者)が加盟申請します。

加盟にあたっては一般的に

店舗を持っている

古物商取得から1年以上経過している

固定資産を所有している

固定資産所有の保証人をつける

等の条件があります。

入会審査の後に入会金と月会費を支払う必要があります。

大変ハードルが高い印象です。

オークション当日は会場に足を運び、現車確認して当該車両の出品を待ちます。

入札会場のモニターに「コーナー別」かつ出品番号別に車両が映し出され、セリが始まります。

入札者はPOSと呼ばれるボタンを押して入札をしていき、自身の予算内で落札を試みるわけです。

一方、出品者は車を出品する際に提出する「出品表」に出品するコーナーや落札希望価格を記載し、オークションサイドに伝えておきます。それに基づき会場内の「調整室」と呼ばれる部屋に常駐するオークション会社のオペレーターが「売り切り」サインを出したり落札タイミングを計り成約に至ります。

出品する側も落札する側も目まぐるしく変わる相場や対局感を感じながらの真剣勝負です。

それに対してASネットやアイオークはインターネットで日曜日を除く毎日行われている全国のオークションを横断的に閲覧して入札(指値)することができます。

つまり以前のようにグループごとに会員登録をして会場に足を運ぶ必要がありません。

ただしASネット入会に際しては前述の基準に準じますので、だれもが簡単に入会できるということではありません。

ASネットでは全国120会場のオートオークションが閲覧・入札ができます。

JAA・HAA神戸がUSSグル‐プ傘下に入ったため、出品台数も増えました。

なんといってもASねっとでは国内最大のオートオークションであるUSSグループの各会場が閲覧・入札できるのがASネット大きな魅力です。

また、下見サービスや陸送もワンストップでできる。対応するASネットのオペレーターも大変親切で質の高さがうかがえます。

ASネットでの閲覧・入札には「かんたん検索」をクリックすれば当日と翌日の出品車両が車種ごとに閲覧できます。

また、成約しなかった車両(流れ車両)を定額で購入できる「AAワンプラ」やバックオーダーで」予算が決まっているときに便利な「ASワンプラ」などがあり、用途に合わせた利用が可能です。

ASネットでの検索・入札する際に当該車種の相場検索ができるため、入札の目安になります。

注意点は直近24週間の相場を検索できますが、相場は目まぐるしく変わっていますのでどの落札車両の落札価格を基準にするかは注意が必要です。

最近では会場によっては「リアル」=会場とネット回線で繋ぎ自宅やオフィスからPOS入札ができます。

ASネットは大変内容の充実した質の高いサイトと言えます。しかし、以下の点において改善策が必要と思います。

1.検索に時間が掛かる。

  過去データーから車種・年式・型式検索で過去の販売情報を検索すると大変時間が掛かる場合があります

2.コーナー別での閲覧ができない

  「コーナー別」とは各オークション会場では出品する際にどのコーナーに出品するかを出品者が事前申請しています。

  例を取れば「7万MAX」「国産車」「輸入車」などです。

  「7万MAX」とは7万円以下で売り切りサインが出るコーナーです。

   傾向としては比較的低年式・過走行の車両が出品され、輸出業者などからの人気が高い特徴あるコーナーです。

   現在では車種ごとの検索ができても、コーナー別の検索ができない状況です。

今後、利便性も改善され、中古車販売の門戸を大きく広げる可能性がある「ASネット」

さらに各会場の「検査員」の質を高めることで安心してインターネットでの仕入れができるようになる日は近いと感じます。

 
 文中の「ASネット」「アイオーク」部分をクリックしていただか、下記の画像アイコンをクリックしていただくと、ASネット・アイオーク双方の特徴をまとめたページをご覧いただけます。ぜひご参考にしてください。


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