「個人売買.com」ではインターネットを通じた中古車販売の起業・副業モデルを推進していますが、その理由の1つとして、中古車の安定供給が挙げられます。

中古車流通の核になっているのは全国に150有ると言われる業者オークションや入札会です。

そこでは出品される中古車がセリによって落札され、商品化されて新たなユーザーのもとへと流通されていきます。

1年間に流通する中古車は平均して約380万台と言われ、その台数は安定しています。

起業であれ副業であれ、安定した仕入れができることは事業の継続性に必須のファクターであり、業販価格は変動しても潮目を読んで相場を読み切れば損をすることがありません。

中古車市場はすそ野が広く分業化が進んでいるため、特定データーの抽出が難しいとされてきましたが、市場調査会社のインテージが毎月約70万人から回答を集める自動車に関する調査「Car-kit®」では、新車購入者だけでなく中古車購入者の情報も取得しています。

そこで、今回は中古車について「どのような人々が」「どういった車種を」「どんな理由や目的で」「どうやって購入しているのか」をデーターとともに確認してみたいと思います。

まずは、新車と中古車の販売割合を見てみます。

月単位で見るとデータが細かすぎるため、四半期ごとにまとめたデータで見てみます。

概ね「新車6:中古車4」という結果です。

注目すべきは、202046月契約者の中古車の多さですが、これには新型コロナウイルスが影響しています。

日本で最初の感染者は、20201月に確認され、その後、202047日に東京、神奈川、埼玉、千葉、大阪、兵庫、福岡の7都府県に1回目の緊急事態宣言が発令され、416日に対象は全国に拡大されました。

この時期は新車ディーラー各社も営業が制限されており、新車の購入が平常時よりもしづらい状況でした。

製造や流通においても大きく影響を受けている時期で、現車がすでにあり、契約さえ完了すれば乗り出しまでの待ち時間が短い中古車が、すぐに車を必要とする人々に普段以上に求められたと考えられます。

その後、「with コロナ」としての生活様式の見直し、複数回にわたる緊急事態宣言の発令と解除の中で、新車/中古車比率はコロナ前である2019年とほぼ変わらない64に落ち着いてきています。

しかし、2021年後半からは半導体不足や国際物流の遅延といった理由から、新車の納期が延びています。

納期が2-3ヶ月はざらで、一部の車種やグレードでは半年を超える場合も少なくありません。

車検間近、所有車両の不具合など、急ぎで車を必要とする人を中心に、中古車を選択する人々が再び増加する可能性があります。

次に中古車購入者の年代構成を見てみると、30代以下の占める割合は新車=29%、中古車=38%、40代以下では新車=48%、中古車=58%と中古車のほうが若い購入者が多い事が浮き彫りになりました。

中古車購入者の大部分は支払い価格の面で中古車を選択していると推測されます。

つまり余剰資金の十分ではない2030代の割合が多い結果になっていると考えられます。

 

「世帯年収」からの分析も興味深い結果が得られています。

 

400万円未満の割合は、新車=21%、中古車=30%。500万円未満は新車=33%、中古車=45%、600万円未満まで広げると、新車=46%、中古車=58%となっており、先程の年代構成とも連動する形で、中古車購入者のほうが世帯年収は低めです。

 

では中古車購入の際の支払い方法でも有意差があるかを見てみます。

新車購入時には「残クレ=残価設定型クレジット」という、月々の支払い額を抑えられるクレジットの形態がある一方で、中古車の場合は購入店舗によってはそういった支払い方法に対応していないこともあります。

その理由の為か現金支払いを前提とするインターネットでの個人売買が拡大しているためか現金支払いが約7割と高いけ結果でした。

中古車では購入者にしめる2030代の割合が多く、手持ちの現金で支払える範囲の車両を選択しているのだろうと推測されます。

最後に、中古車で売れ筋の車種を確認して見たいと思います。

直近3年間を半年ごとに集計したところ、次のような結果がえられました。

 

201916月契約者を除き、TOP3は軽自動車が独占しています。

ランキングの顔ぶれはあまり変わらず、スズキ「ワゴンR」、ダイハツ「タント」、ホンダ「N-BOX」、ダイハツ「ムーヴ」、トヨタ「アクア」がほぼトップ5に入ってきており、以降ホンダ「フィット」、トヨタ「プリウス」、日産「セレナ」、日産「ノート」、トヨタ「ヴォクシー」といった登録車が続きます。

先程、中古車の購入価格の推移の結果を示したとおり、購入価格は毎年上昇しています。

一方で車種ランキングに大きな変動はありません。

これには(1)需給のバランス、(2)高年式の車両の割合の変化、(3)安全装備の充実などにより新車の車両価格が上昇し、それに応じて中古車価格も上昇したなど多くの理由が考えられます。

こうして、さまざまな観点から中古車市場の概況を見てみると、中古車に求められるものや新車市場との違いが浮き彫りになってきます。

また、インターネットでの中古車の個人売買という面で見ますと、一般の中古車販売店の店頭には並ばない低年式・過走行でレアな車両などが取引されており、データーだけでは説明しきれない特殊性もあり、奥が深い業種であると言えます。

「個人売買.com」では、インターネットを利用した中古車販売の個人売買を推進しています。

調達ルートの提供・販売・仕入れ相場の分析・車の評価の仕方・インターネット販売に必要な写真や説明文章の作成方法・現車確認の際の対応・各種書類の作成などの知識を3日間のセミナーを通じて提供しています。

セミナー後も定期的なサポートセミナーを主催し、会員間のコミュニケーションを高めています。

 

是非、事業説明会にご参加ください。

時節柄、リモートでの説明会も承っています。ご遠慮なくお申し付けください。